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help リーダーに追加 RSS 阪急電車(著者:有川浩)

<<   作成日時 : 2008/12/04 23:15   >>

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なんとか積読本を消化中。これで今年の45冊目。
以前読んだことのある「図書館戦争」の著者でもある
有川浩の綴る恋愛系短編集。

この阪急電車は、以前どこかで見つけて、本になったものを
見てみたいなぁ〜と思っていました。
途中に出てくる「生」のアートの話や、駅にできた巣の話も
どこかで聞いたことがあった記憶があります。
この本の出版時期からすると1年ほどの間にこの本を
知ったはずなのですが、そのときの状況を考えると
あまりそんな余裕も無かった気もするし・・・。

どこでこの阪急電車の存在を知ったのか、少し疑問が残ります。
自分のことなんですがorz

阪急電車


改めて本の形になった「阪急電車」を手にしてみて
なんとなく幻冬舎から、こういう恋愛系の小説が出ていると
いうのが意外に思いました。
幻冬舎というと、個人的にはもっとかた〜い難しい目の本が
たくさんあるようなイメージがあったので。
でもいつもの本屋さんの棚を見てみると、それは間違いだったことが
分かります。イメージ、先入観ってあまりあてになりませんね・・・。


この本は、とりあえず短編集という形ではありますが
それぞれの話がさまざまにリンクしていきます。
なにかのイベントをきっかけにつながっていく絆、
そして離れていく2人。電車に乗っている人の
組み合わせの数だけ物語が紡がれていくのです。

そして、登場人物はいろいろな意味で関西系の味を出しています。
関西にいったことのない人は、なんてDQNな・・・と思うような
状況もままあったり。これ以外にも私から見て、ここまで人間味溢れる
(・・・というと何か語弊があるような気がしてならないのですが。)
場面というのは、そうあるものではないですが、たしかに、
そんなこともあるかも知れないね。という雰囲気が
私の知っている関西、阪神にはあるように思います。


ただ、この本を読んでいて残念なのは、ノンフィクションだと
知っている場面が含まれているということでしょうか。
こうした先入観、イメージがあるために、ノンフィクションと
フィクションとそれぞれに対するリアリティの濃さに
かなりばらつきが出てしまって、うまく腑に落ちる話と
そうでない話が出てきてしまう。

書き下ろしである後半は・・・う〜ん、前半と比べるとなにか物足りないような。


現実は小説より奇なり。読みやすくて、いい話ではあるんですが・・・。

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